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奪われた女たち――ある妻と娘の場合――・11

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 雅文は久しぶりに、夫婦の寝室で咲野子とふしどをともにしていた。
「今日はお前ら二人で寝ろ。何があっても絶対に起きてくるな。もし命令に背いたら一家全員
裸で路頭に放り出す。いいな?」
 露木にそう脅かされてベッドに並んでみたはいいが、どうも気まずさばかりが先に立って、
何も話せないまま背中合わせに転がることしかできない。
「……」
 これも露木の命令で開け放たれたままのドアと、さっきからぴくりとも動かない妻の背中を
順繰りに見つめた。
(真穂……)
 これから娘に起こる災厄を思うと、雅文は胸が張り裂けそうな気持ちでいっぱいになった。

 真穂の部屋は実原家の一番奥にあり、雅文と咲野子が眠る寝室と隣り合わせになっている。
 六畳の小部屋なので、机や本棚などを置いたらもうベッドを備えつける余裕はない。ゆえに
真穂はいつも床に布団を敷いて、物に囲まれながら眠っていた。
「へへ」
 その真穂の部屋に、露木がノックもせずに踏み込んでくる。
 ドアを閉めもせず、あっという間に素っ裸になると、するりと布団をめくって真穂の身体に
襲いかかった。
「やっ! いやぁっ!」
 突然の出来事に、柔和な真穂の顔からいっぺんに血の気が引く。
「ほら、おとなしくしろって」
 定番の常套句で脅かしながら、露木はどんどん攻勢を強めた。馬乗りになって真穂を押さえ
つけると、みるみるうちに身動きのとれない体勢を固めていく。
「やっ……やめて、くださいっ!……ぱ、パパぁっ! ママぁっ!」
「別にいいよ、いくら叫んでも。どうせ絶対に起きてこないんだから、あの二人は」
 必死にもがきながら両親に助けを求める真穂を、露木は余裕の表情で嘲笑った。
「うっ、うぅん! いやっ! いやあぁっ!」
「ていうかさ」
 それでもなお手足をばたつかせて拒絶する真穂に、露木は一見優しげな、しかし内実は冷酷
そのものの笑顔を浮かべて語りかける。
「そもそも、俺にいやとか言える立場じゃないよね、真穂ちゃん」
 淡々とした調子で横暴な理屈を振りかざすと、体重をかけて真穂との距離をぐっと詰めた。
「で、でも……」
 ためらうように、真穂が目を背ける。どんな理由があってもこんな男の言いなりになるのは
いや。そんな心根が、態度にじわりとにじんだ。
「でもじゃない。真穂ちゃんは元々俺のもの。俺のものをどうしようが俺の勝手。でしょ?」
 露木は有無を言わせぬ威圧感で、考える猶予を与えないように真穂を追い込んでいく。
「それにさ、これってママの助けにもなることなんじゃない? 真穂ちゃんが俺を満足させる
ことができれば、ママはもう可哀想なことされなくてすむかもしれないよ?」
「えっ……ママ……の……?」
 露木に陵辱される母の姿を思い出したのか、一瞬真穂の身体から力が抜け、緊張が緩んだ。
「ひひ、もーらいっ」
 その隙を突くように、露木は下卑た笑い声をあげながら、獲物を狩る猛獣を思わせる動きで
真穂の喉元にがぶりと食らいついてみせる。
「ひっ……いっ……いやっ……」
「うは、すっべすべ」
 首筋から両頬にかけてをまんべんなく舐め回すと、そのままの流れで水気をたっぷり含んだ
唇にぶちゅっと吸いつき、舌を入れた。
「ん、んんっ! んんんーーーっ!」
「うん、うん。咲野子のキスもまあまあだったけど、これはこれでなかなかに捨てがたいな」
 肩まで伸びたやや癖のある髪を振り乱して抵抗する真穂とは対照的に、露木は呑気な感想を
述べながら若い娘の口内を心ゆくまで蹂躙していく。
「どれ、じゃあぼちぼちいってみるか。そら、よ!」
「きゃ、きゃあっ!」
 かわいいぞうさんがあしらわれた黄色いパジャマのボタンを引きちぎると、露木はたわわに
実った真穂の乳をべろんとむき出しにした。
「うお、でかっ。サイズいくつあんの?」
「きゅ、九十五、です」
「おお、すげえ。カップは?」
「え、H……」
「へえ。ママはどっちかって言うと美乳寄りだけど、こっちは正真正銘の巨乳だな。いやこの
サイズなら爆乳か? まあどっちにしても、こいつは遊びがいがありそうだぜ」
 言いながら、露木が双丘の織りなす深い谷間にむにゅりと顔を埋める。
「ふお、むぉっほ。こりゃ想像以上の気持ちよさだ。服の上から見てもでかかったけど、実際
触るとハンパじゃねえな、この乳。ほんと、たまんねえわ」
 嬉々とした表情で言い放つと、露木は真穂の張りつめた乳房を念入りに弄り始めた。
 横から挟み込むような動きで柔肉をたぷたぷと押し上げ、上下左右にこねくり回す。さらに
色素の薄い大きめの乳輪をつつつ、と舌でなで、ぽちんと尖った桃色の突起を唾液のたっぷり
溜まった口の中へと含んだ。


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