NTR文芸館

寝取られ・寝取り・寝取らせなどをテーマに官能小説を書いています

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プチNTR14~いつまでもずっと、君のそばに~

「お別れだよ、聡美(さとみ)。僕が死んでも……君は、ずっと元気でいてね……」
 やせこけた夫が、最後の力を振り絞って妻に別れを告げる。
「いやよ、そんなの! わたしずっと周一(しゅういち)さんと一緒がいい! あなたなしの人生なんて考えられない! だから死なないで! 死なないで、周一さん!」
 涙で顔をくしゃくしゃにした妻が、すがるように夫の手を握った。
「……仙田(せんだ)周一さん。十二時三十四分、ご臨終です」
 傍らで黙々と自分の仕事を続けていた医師が、事務的な口調で最後の務めを果たす。
「わたし、周一さんのこと絶対忘れないから! ずっと、いつまでもずっと、あなたと一緒にいるから! うわあああああん!」
 永遠の愛を叫びながら、妻はいつまでもベッドの上で泣き崩れていた。

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[ 2019/03/20 10:20 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)

プチNTR13~全ては私しだい~

 ありふれた賃貸マンションの、ささやかなリビング。
「おや、眠ってしまいましたか。舘野(たての)くん」
 正面の席に座る来島睦夫(きじまむつお)が、テーブルに突っ伏して酔いつぶれてしまった
夫の佳高(よしたか)をちらりと見やった。
「本当にすいません、この人ったら。目上の方にお越しいただくなんて初めてですから、少し
はしゃいでしまったのかも」
 羽織っていたカーディガンをかけてやると、私は眠る夫の心証を悪くしないように、相手を
さりげなく持ち上げて言葉を返す。
「そうですか。それはどうも、恐縮です」
 来島が頭を下げると、薄くなった頭頂がぽんと視界に飛び込んできた。
 会社で人事部長を務める来島はもう五十の坂を過ぎたちんちくりんの小男で、髪はいわゆる
バーコード。一見するとそう悪い人でもなさそうなのだが、いかにも小心そうな目つきと猫背
気味の姿勢が、全身から漂う中年の物哀しさをいっそうはっきり際立たせている。
「どうですか? 部長さんだけでも、もう一杯。新しい瓶、お出ししますので」
 私は愛想笑いを浮かべながら、手元の温くなったビールを片付けにかかった。
『明日人事部長が家に来ることになってさ。急で悪いけど準備頼むよ、里絵(りえ)。多分、
いや、間違いなく今後の出世の話だと思うしさ、大事な接待なんだ』
 昨晩突然そう言われ、急いで酒と料理を用意。ここまでは大過なく部長のお相手をしてきた
わけだが、肝心の夫が大事なところでこのざまだ。ここは妻として、しっかりフォローをして
おく必要があった。
「ああ、いや、結構。もう十分にいただきました」
 だが来島は私の動きを制するように手を上げると、空のグラスをそっと脇に寄せた。
「それに、奥さんにお伝えしておきたいこともありますので」
 真剣な眼差しで、テーブルに置いた手を組む。
「私に……ですか?」
 座り直して聞き返す私をまっすぐ見据えて頷くと、来島は重々しい調子で口を開いた。
「実を言いますと、舘野くんは次の人事でリストラされる可能性があります」
「……え?」
 いっぺんに血が落ちる嫌な感触が、私の顔面をさーっと走る。

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[ 2017/03/31 11:10 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)

プチNTR全集

プチNTR全集
プチNTR全集


離婚した母と二人暮らしの少年。そこに乗り込んできたのは、
見知らぬ中年男だった――。(『犯される母の、その横で』)

部屋のレンタルをした大学生。カーテン越しに様子を窺った、
その向こうには――。(『アパートの鍵、貸します』)

さえない少年の前に、NTRの神様を名乗る老人が現れた。
神様のくれたプレゼントとは――。(『NTRの神様』)

などなど、様々なNTRを一度に味わうことができる短編集です。

○収録作品

・犯される母の、その横で
・アパートの鍵、貸します
・サプライズ
・義母と、違和感と、同級生と
・思い出の君、今いずこ
・隣のお姉さんは、誰と
・夢と現実のはざまで
・キミハ、ココマデ
・あそびにんの存在意義
・ある復員兵の夏
・NTRの神様(書き下ろし)

42字×14行で358ページ(本文354ページ)となっております。

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[ 2016/10/30 12:20 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)

プチNTR12~汝の隣人を愛せよ~

 安いマンションの壁は薄い。
 戸倉樹里(とくらじゅり)がそう痛感するようになったのは、隣の家に若い男が越してきて
しばらく経ってからのことであった。
 原因は、夜な夜な聞こえてくる女の喘ぎ声。
 どうやらAVのようだが、これがとにかく神経に障る。
 たかがAVとはいえ、元々眠りが浅く慢性的に寝不足な樹里からすれば、これは大袈裟でも
何でもなく死活問題であった。
「もう嫌。わたしこんなの耐えられない」
 目の下にくまを作り、悲壮感を漂わせながら、樹里は夫の達徳(たつのり)にそう訴えた。
「そう? 俺は別に」
 しかし達徳はといえば、妻の悲痛な叫びなど右から左のマイペース。気分屋で、気になれば
細かく気にするが、気にしない時は全く気にしないというのが夫の性格であった。
「俺は別にって……」
 新婚当初は夫のこんなところもかわいく感じられたが、三年が過ぎた今となっては、もはや
不快な感情を抱くことすらできそうにない。
「……とにかくわたし、一度話をしてくるから」
「うーん……まあ行くなら行くでいいけど、余計なこと言って怒らせたりするなよ?」
「……ええ、分かってる」
 あくまでも無関心に、それでいて微妙な上から目線で忠告してくる夫に、樹里は冷ややかな
口調でそっけなく応じた。

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[ 2016/04/17 17:52 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)

プチNTR11~心もよう~

「あのな、岸本(きしもと)」
「ど、どうしたんですか? 大島(おおしま)部長。ご用なら僕がそちらに――」
「あ、ああ。いや、いいんだ。仕事の話では、ない」
「……?」
「……あのな、岸本」
「はい」
「お前確か……人妻もの、好きだったよな?」
「……はい?」

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[ 2015/12/26 17:57 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)